「オーガニックコットンの生理用品で生理痛が軽減する？オーガニック生理用品を使用するメリット。」

アメリカに来る前に、アメリカに住んでいた友人に「何か日本から持っていった方がいいものがある？」と聞いたところ、「生理用品はあまりよくないから日本から持ってきてもいいかも」っという話を聞きました。

あまりたくさんの荷物は持っていけなかったので、一応、少しだけ持参しました。その後、私は肌も弱くはないためか、こちらので購入したものでもかぶれたりの症状は出ることはなく、普通に使えており、あまり不便には感じていませんでした。

しかし、友人と話をしているときに、「オーガニックコットンの生理用品に変えてから生理痛がなくなった」というではありませんか！他にも、他の友達からとあるオーガニックの生理用品がいいっていう話をタイムリーに聞いていたので、半信半疑で色々調べてみました。

いくつかの医師がコメントしている記事を読んでみました。

オーガニックコットンの生理用品で生理痛は軽減するの？

今のところ、オーガニックコットンを使うことで生理痛が軽減するという大きな研究データや科学的根拠はないようです。

ただ、
生理用品は、コンタクトレンズなどと同等のクラスII医療機器として食品医薬品局（FDA）によって規制されているようです（アメリカ）。しかし、FDAは、少量のダイオキシン（レーヨンの漂白の副産物）とグリホサート（非有機綿作物に使用される農薬）の含有を許可しています。
（通常の生理用品は微量の汚染物質を含んでいますが、癌を発症するリスクは最小限であり、女性の健康に脅威を与えることを証明する科学的証拠はないようです）

現時点では病気に関わるものではないとされてはいますが、多少の科学物質は含まれてはいることは事実になります。そして、外陰部の皮膚は体の他の部分の皮膚よりもこれらの化学物質を吸収しやすい場所であるため、生理痛が増す可能性は０ではなさそうです。

生理痛の観点以外から見るオーガニックコットンの生理用品を使用するメリット。

・通常の市販の生理用品に含まれる化学物質（染料や香料）は刺激的で研磨性があるようです。それに比べオーガニックの物の方が通気性がいいため、細菌や真菌の感染症のリスクも低くなります。また、かぶれなどの皮膚の問題も軽減します。そのため、毎日パンティライナーと使用する場合はオーガニックのものを使用することのメリットはあります。

また、他の専門家によりますと、生理用品内の珍しい菌株が尿路感染症を引き起こし、極端な場合には腎臓や膀胱の感染症を引き起こす可能性があると述べているものもあります。

生理用品の環境への影響

平均的なオーガニックコットンでない通常の生理用品は分解するのに500年から800年かかります。オーガニックコットンの生理用品はわずか2年のようです。さらに、オーガニックコットンの栽培では、生態系で重要な役割を果たす在来のハチ、鳥、昆虫を殺す農薬は必要はないようです。これらの農薬のいくつかはまた、生殖の問題や不妊症に関連する合成エストロゲンに分解されます。天然パッドはまた、標準パッドよりも製造に使用する水とエネルギーが大幅に少なく、多くのバージョンは生分解性で堆肥化可能なようです。

さらにもっと環境を考えた場合

また、オーガニックコットンは、生産するのに依然として多くのエネルギーを必要とし、従来のコットンよりも農業労働者にとってより困難な労働力を必要とするようで、環境面からは月経カップも検討することもオプションの一つのようです。

結論

オーガニックコットンの生理用品は生理痛を軽減するのか？
生理痛を軽減するという科学的根拠を証明する大きなデータはないようですが、実際に通常の生理用品には少なからずとも科学物質が含まれているので、生理痛を軽減する可能性は０ではなさそうです。人間の体は全員違いますから。

しかし、化学物質は生理用品だけではなく、日常の色々なところにあるので、必ずしも生理用品だけが悪者ではないので、ここだけに注目するのではなく、生活全体を見ていくことが大切だと私は思います。生理痛の原因は他にもストレスや食事の内容、運動など多くのことが絡んでいますので。

ある医師が、必ずしもオーガニックコットンの生理用品だから安心安全という根拠はありませんが、食事を気にしてオーガニックを選ぶのと同じように、病気などの原因の可能性を取り除く手段として、オーガニックを使用するのもオプションであると言っていました。

私もそう思います。私もたまたま生理用品がなくなった際に、友人からお勧めのオーガニックのものを購入しました。私も生理痛があるので、ちょっと様子をみてみようと思っています。

Wellness&Beauty系のホームページもやってます。いずれはそちらに全て移行する予定です。ここで書いていないこともそちらで書いていますので、もし良ければそちらもご覧ください。

お肌に絡めたWELLNESSを中心に気になる事を書いています。

Wellness + Beauty + NY│W Beauty in NY

参照資料
USA Today
Refinery29